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樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近のはまりごとは「ハンタ」と「FGO」です。

フレッシュガンガン秋号’09 感想②

本橋さんと死ねばよかったのにさん 江茂タツキ
 ひょんなことで出会ったおとぼけ勘違い少年と幽霊少女のラブコメ4コマ。
 ガンガン本誌やJOKERの最後の方にある勝ち抜き投稿企画によくあるような設定です、怖がらせようとする幽霊少女とそれを気にしない少年という辺り。
 ただ少女の表情の絵はそれらよりもずっと洗練されているし、最後辺りの「アンタがいない部屋は広いな」というセリフとともに少年の内面を感じさせるしっとりとした4コマは良かったと思います。中々楽しめましたねー。

ハイドアンドシーク 黒
 HIDE AND SEEKは「隠れん坊」。対照的な性格の双子の案内人がお互いに想い合う気持ちを確認し合う話なので、隠れているのはそれですね。
 何だか淡々としていて話が平坦に感じます。起伏がないというか、盛り上がりに欠けます。起承転結にするので精一杯な感じというか。
 あの世へのトビラを出すのは特殊な力なのでしょうか?これをもっとうまく使ってくれたらもっと面白いアクションになったかと。

 プロフィールによると忍者めしかつお梅味にはまっているとか。
 なんじゃそりゃと思ってググるとシゲキックスの新種なのね。どこかで見つけたら買ってみようか。


プレリュード 黒瀬蒼一
 不思議な力を持つ楽器調律師六介と擬人化された楽器たちとのお悩み相談室(?)。
 仲間の楽器のキャラがよく出来ているのでこのキャラクターたちでまた別の話を読みたいと思いました。

クイーンテッドジョーカー 知乃
 Queented Joker
 聖王庁の退魔機関の局長ラムレイが悪魔を狩る話。
 うーん、何か凄いらしい主人公、その凄い武器、腹黒参謀、やばい悪魔、主人公の憎しみ・・・などなど、全てとってつけただけのように感じます。洗練されてないというか、全てのものが唐突に登場する感じ。伏線とか効かせてくれたら良かったのにな~と思います。
 あと、主人公の唇が濃くて厚化粧に見えてしょうがない。トーン使うなど何とかしてもう少し色っぽい唇にして欲しかった。次回作に期待。

傍観者達 TALI
 「傍観者」それははるか昔から世界の全てを記録しようとする者。それゆえにその歴史に関与することが許されない。そのことに葛藤する傍観者の話。
 なんかすっきりしない。問題が解決したような、してないような。ってしてないよな。そして、これもまた起伏がない間延びした平坦な話に感じます。起承転結をはっきりさせた方がわかりやすくて面白くなったんじゃないかなーと思いました。

 画力は非常にある方で、表紙の食べ物が非常おいしそうに見えて良いですね。

スイーパーハニー 作楽ロク
 世間の人を見下す優等生に天然クーデレ殺し屋が襲い掛かる。優等生は「正義の嘘作戦」で対抗することに。
 愛の言葉で殺し屋撃退というアホらしさが素敵。周りを見下す主人公も充分アホです。学校に平気でバラの花束持ってくるなよ~。少しは葛藤や恥じらいはないのかね。もちろんそこが良いのですが(笑)

俺の嫁 若井ケン
 優しい心を持ちつつも傷がありいかつい顔から怖がられているヤクザの元に女神が舞い降りる。
 いかつい男がロリコンを認める話、でいいのかしら。一々萌え萌えするのにはうんざりなのだが、最後のバトルの演出はベタだけど男気のようなものを感じられて良かったなと思います。今までとのギャップもあって、ですね。

シ・イーズ 陽東太郎(みなみとうたろう)
 C-EAS
 Children-Emotion Announcement System:これを胎児期に埋め込まれた子供は怒りの感情を瞳の色の変化によって親に伝えてしまう。親殺しの対策にとられた処置だったが逆に子殺しを増やすことになり廃止された、その世界が舞台のSF(だよね?)。

 子供の感情を知るのにC-EAS、自分が幸せでないのはC-EAS発明者のせい。他者に依存し、努力や自省しない大人ってのは醜悪この上ないですね。そこをもっと責めてやれば良いと思ったのですが・・・それは酷なことでしょうか。
 ラストは怒りの赤い瞳とは真逆の眩しい笑顔。瞳の色だけで人の心を判断しようなんてもったいないぜ、って感じで良いと思います。

メガバイトガールズ 吉辺あくろ
 MEGABYTEGIRLS
 コンビニを舞台とした4コマ。
 オチのバリエーションが豊かで読んでいて楽しいです。鹿谷のバーコードスキャナの話や墓穴を掘る有吉さんが好き~続編希望!

テディパンダ NAOE
 Teddy Panda
 義勇軍にはテロリストと戦うため、政府から意志を持つ兵器:人形兵器(テディ・ベア)が支給される世界。相棒の人形兵器に別れを告げられた主人公とたらい回しにされてきた双子の人形兵器が真のパートナーになる話。
 人形兵器は武器になって人と合体するといういかにもバトルものな設定なのですが、あまりバトルは重視されていないように思えます。バトルを削ってパートナーの絆を強める描写を強調しているような。敵のはずのテロリストと戦うシーンはろくになく、一番真剣に戦うのは“嫉妬に狂った”昔のパートナーですし。
 バトルは取ってつけたようなおざなりな感じなのが残念なのですが、主人公たち3人トリオの絆も好きなのでいいか。

まとめ感想
 超能力、というか固有能力系が多いですね。代わりに魔法ものがありません。いや、まあ大体理由はわかります。固有能力系ってキャラクターの努力なしで(あるいは少なく)活躍させやすいので、修行させたりする必要はなく、速い展開を望む現代の読者の要望に沿いやすいでしょう。そして大事なのは「固有」能力なので能力者ならそれだけで他のキャラにできないことをさせられる=見せ場を作りやすいので、キャラクター漫画にはぴったりです。
 固有能力による展開の速さなど読み切り作品には関係ないでしょうが、やはり新人は(もしくは担当編集は)流行に影響されやすいところがあるでしょうから充分関係はあると思います。
 今回は出番のない魔法はやはり修行によって能力を高めたりしなくては敵に勝てない(イメージがある)ので、速い展開を望む現代の読者には受けにくいものだと思います。
 私も固有能力系、「ジョジョ」や「ハンター×ハンター」など好きな作品はたくさんあるのですが、こう多くなると肉体の能力によるものが欲しくなります。肉体の美しさを表現できる新人さんの登場願う(笑)





 バトルあっさり(読み切りだからしょうがない?)で心を通わせる系が多いようですが、前はどうでしたっけ?ま、いいか。
 心の闇こそが真の敵、ということかしら。悪人の存在感がどれも薄く、主人公たちの内面を濃く描いていた気がします。今はそういう時代、ということかしら。

 うーん、言いたいことがうまくまとめられない(汗)
 次のフレッシュガンガンまでにもっと言葉を鍛えておこうっと。

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