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樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近のはまりごとは「五等分の花嫁」と「FGO」です。

読書感想/豆の上で眠る/湊かなえ

 「豆の上で眠る」(湊かなえ著)の感想です。


 読んだ湊かなえ本の5冊目です。

読書感想/告白/湊かなえ
読書感想/少女/湊かなえ
読書感想/夜行観覧車/湊かなえ
読書感想/贖罪/湊かなえ

 結衣子が小学校1年生の時、2歳上の姉・万由子が失踪する。
 2年後、姉は帰って来るが結衣子はそれがどうしても姉に思えない。
 大学生になり地元に帰京する結衣子は改めてそのことについて考える。

 とても気になるテーマで4時間かけて一気読みしました^^
 現在の結衣子が当時を回想し、現在と過去が交互に描かれています。
 主要人物の誰もが家族を想い、そして傷つけて行く。
 そのやるせなさがたまらなく色々語りたくなります。

 結果として結衣子はこれからどうするべきなのだろう?
 おそらくは彼女は渦中の人たちをそれぞれ別の個人として見て行くべきだと思う。
 そしてその渦中の人たちは結衣子がどういう思いで、そしてどういう目に会ってきたかを聞く義務があるだろう。
 このようにこじれたのは両親の事なかれ主義かもしれない。
 あるいは地元で暮らし続けることへのこだわりか。
 いや子供を子供として、一人の人間として扱わなかったからだろう。
 最初に結衣子を信じてすべて打ち明けた方が良かったのではないかと。
 うーん、結末の彼女を慰めてあげたい><

 タイトルはアンデルセン童話の「えんどうまめの上にねたおひめさま」から。
 内容は読んだことがあるようなないような、はっきりした記憶はない。
 作中で内容は紹介されているが、テーマはやんごとない人たちはくだらないことで仲間かどうかを判断しているという皮肉みたいなものだろうか。
 でもそれが家族にとっては、結衣子にとっては大切なことだったのだろう。
 すっきりしなかった結末、それゆえにとても印象深い作品だ。

 表紙見て思い出したけどダイアモンドは誰のものになるのだろう。
 うーん、その後が気になる><


豆の上で眠る (新潮文庫)

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