樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「クラッシュロワイヤル」です。

海はなぜ塩水になったのか

 まずは海はどうして出来たかと言うと、彗星が運んできた大量の水からと考えられています。


 彗星の成分はほとんど氷で、エッジワース・カイパーベルトやオールトの雲と呼ばれる冥王星の外側から来ました。
 太陽系が出来た頃はまだ軌道が不安定な小天体がたくさんあり、それらが地球にもたくさん衝突していたのです。
 あるいは火星と木星の軌道の間にある隕石の方がたくさん水を運んできたという説もありますが、どちらにしても地球の外側から運ばれて来たということには変わりがありません。
 しかし、それらの隕石にはナトリウム、つまりは塩分はほとんど含まれていませんでした。

 食塩はナトリウムイオンと塩化物イオンの両方が必要です。
 塩化物イオンは火山ガスとともに地球の内部から大量に出て、誕生したての海に豊富に溶け込みました。
 塩化物イオンが水に溶けると塩酸なので、それに岩石に含まれていたナトリウムが溶かされて塩水の海になります。
 しかし、単にそれだけでは十分なナトリウムは供給されません。

 そこに登場するのは原始の月です。
 現在月は1年で3.5cmずつ地球から遠ざかっていることが、アポロ11号が月面に設置した反射鏡で月と地球の距離を計ることで分かっています。
 そこから計算すると45億年前のビッグインパクトで出来たばかりの月は、地球との距離が現在の12分の1でした。
 そのため非常に大きな月の潮汐力、現在の少なくとも100倍はあろうエネルギーが地球の海を動かします。
 現在の大嵐など比較にならない凄まじい大嵐が常に起こっていました。
 それが地球の地殻を削り、豊富なナトリウムを海に放出することになったのです。

 動物はナトリウムイオンを使って神経や筋肉をコントロールしています。
 なので月のおかげで今の生命の形になったと言えるでしょう。
 そして上記のように月は地球から遠ざかって行ってくれました。
 そのおかげで45億年前よりはるかな穏やかな海となり、我々人類はこうして反映していられるのです。


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