樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「ポケモンGO」「クラッシュロワイヤル」です。

Kindle読書/城(カフカ・フランツ著)ネタバレ感想

 Kindleで「城」(カフカ・フランツ著)を読んだネタバレ感想です。
 青空文庫で無料。



 前にHuluで見た映画「恋の罪」(感想)でモチーフにされていた作品なので読んでみました。
 カフカの作品は「変身」(感想)に続いて2作目です。
 いやはや「変身」と同じく短編かと思ったら長編で読み終えるのに1ヶ月弱もかかってしまいました^^;

 この物語はある城に呼ばれた測量技師Kが、城の麓の村に着いたはいいものの、その城に辿りつけず職業もまっとうできずに右往左往する作品です。
 登場人物の会話がややこしくて理解しづらかったのですが、主人公と他の人物たちがそれぞれ別々の現実を生きていることはよく分かりました。

 例えて言うならこの物語は銀河のようなものです。
 城というこれまた実体があやふやな存在を中心に回っている登場人物たち。
 その様子は銀河を形作る重力と星々のようでした。
 その同じ銀河に所属していつつも絶望的な距離で離れているそれぞれの星々たちの悲哀と絶望を感じます。

 「恋の罪」のストーリーから主人公が城に辿りつけないことは予想していましたが、まったく城と関係ないところで終わっていたことには驚かされました。
 あまりにシュール過ぎるだろう、それとも何か意味が・・・
 などと考えていましたが、この作品のWikipediaのページを見るとなんと途中で放棄された作品とのことです。
 最後まで書かれていたらどういう結末になったのか、どうにも気になるところなのでした^^


城
posted with amazlet at 15.07.24
(2012-10-05)


PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する