樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「ポケモンGO」「クラッシュロワイヤル」です。

読書/竜の卵/ロバート・L・フォワード/感想

 「竜の卵」(ロバート・L・フォワード著)の感想です。



紀元前50万年、太陽系から50光年離れた星域で中性子星が誕生した。超新星爆発の恐るべきエネルギーによって、秒速30キロ、すなわち一万年に一光年というかなりな固有運動を与えられた中性子星は、一路近くの隣人、太陽系へと向かったのである……。
そして2049年、探査宇宙船セントジョージ号は、<竜の卵>と名づけられたこの中性子星の周回軌道に乗り、観測を開始しようとしていた。だが、直径20キロにみたぬこの中性子星上に、まさか知的生物が存在しようとは!?最新の科学理論を駆使して、人類と中性子星人とのファースト・コンタクトを描く、ハードSFファン待望の書!

あらすじより


 本書はどこかのサイトで、人間よりはるかに小さい異星人が人類から得た科学知識によってあっと言う間に人類の科学力を超えてしまう、という紹介を読み、その後に人類は彼らにどんなむごいことをされるのかと興味を持ち読むことにします。

 結果としては私が楽しみ&心配していたような結末は訪れず、とてもさわやかな終わり方で拍子抜けしたり自分の心の汚さを感じたりしました(笑)


 しかし、内容はとても面白くて大満足です。

 本書は同じ時間軸を生きる人間と中性子星人チーラを交互に描写されているのですが、人類とチーラの時間間隔は1:100万と大きくかけ離れています。
 人間が何気なく過ごす数時間の間にチーラは何世代も移り変わり、文明も興亡していくのでした。

 そしてチーラは重力が強い星で平たいアメーバみたいな形をしているのですが、知能は人間と変わらないこととその独特の形状と環境から、我々人間との共通点と差異がいくつも見受けられてとてもユニークです。
 特に磁場の強い場所での移動方法や数字を発見するイノベーションの瞬間や、男女に戦闘力の差がなく女性の軍の隊長がいたり性に開放的だったりします。

 そういうチーラという異星人の歴史がユーモアたっぷり描かれており、ラストのそういう時間の感じ方が大きく違う人類とチーラの対面の瞬間はその最高潮でしょう。


 チーラという異形の知的生命体の生態と歴史の描写、そして人類とのズレなどがとても楽しい作品でした。


 あとAmazonのレビューで続編の存在を知りました。

 中古で1741円は高いな^^;
 とりあえず欲しい物リストへ追加!

スタークエイク (ハヤカワ文庫 SF (713))


 私が読んだ方。

竜の卵 (1982年) (ハヤカワ文庫―SF)
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 もうひとつのバージョン。
 どう違うのかはよく分かりません。

竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)
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