樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「クラッシュロワイヤル」です。

読書/100年予測/ジョージ・フリードマン/読み返し感想

 前に読んだ「100年予測 世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図」(ジョージ・フリードマン著)を読み返した感想です。


 本書は地政学を元に21世紀の国際関係を予測するもので、アメリカが圧倒的に地政学的に優れているので21世紀により繁栄するが、22世紀になる頃には意外な国に脅かされる、というものです。

 ざっとその予測を書くと、

・2020年までにロシアと中国が衰退、分裂
・日本、トルコ、ポーランドが飛躍的に発展
・2050年、怯えたアメリカに圧力を受けた日本とトルコ、アメリカに奇襲
・アメリカの猛烈な巻き返しで日本とトルコ敗北
・アメリカが宇宙を制すが、ポーランドはアメリカに協力したのに宇宙進出を阻まれて不満
・21世紀後半、アメリカは大量のメキシコ移民により解体の危機を迎える

というような流れで、日本・トルコVSアメリカのSFな戦争の様子が描かれているのが面白いです。

 地政学の基本が学べるし、アメリカの自国以外の超大国を生み出さない戦略を学べるので一読の価値があります。


 昨日ふと読み返したくなったのですが、これがまた面白い!

 繰り返し読むに足る本だと思いました。

 中でも2010年代半ばのアメリカとロシアの対立が秀逸です。
 178ページにはロシアを脅かそうとして東ヨーロッパに陰謀を仕掛けるアメリカと、対ロシアに及び腰なイギリス・フランス・ドイツのことが描かれています。

 これはまさに今のウクライナ情勢ではないですか。

 このことによりアメリカはポーランドとトルコに技術移転や莫大な投資を対ロシアのためにすると予測されているのですが、はてさてこれはいかがなのでしょうか。


 180ページにはアメリカが代替エネルギー資源開発に集中すると書かれていますが、これはシェールガス革命やイーロン・マスクが太陽発電会社を経営していることを思い起こさせます。

 邦訳版は09年に出版されているのですが、そんなに前からこういうことが分かるものなのかと感心させられました。


 そういう思いは私だけではないようで、今年の6月に文庫版100年予測が発売されています。
 「クリミア危機を的中させた話題の書」なんて紹介がされていました。


 本書の続編には「激動予測: 「影のCIA」が明かす近未来パワーバランス」というものがあります。

 こちらもその内読みたいですね~。


 私が読んだバージョン。

100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
ジョージ フリードマン George Friedman
早川書房
売り上げランキング: 7,937


 文庫版。

100年予測 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ジョージ・フリードマン
早川書房
売り上げランキング: 4,919


 続編。

激動予測: 「影のCIA」が明かす近未来パワーバランス
ジョージ・フリードマン George Friedman
早川書房
売り上げランキング: 18,044


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