樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「ポケモンGO」「クラッシュロワイヤル」です。

読書/アナザヘヴン 上下/ネタバレ感想/飯田譲治、梓河人

 「アナザヘヴン 上下」(飯田譲治、梓河人著、角川ホラー文庫)の感想です。

 2000年に劇場版と外伝的なテレビドラマが公開された作品です。

 ドラマは見た記憶があるのですが、劇場版はおそらく見ていません。
 そのドラマも結末がどうなったのかまったく覚えていません。
 ただその猟奇的殺人の裏にある神秘的な、異世界的な真相に迫るというテーマは好きでいつか原作を読もうと思っていたことは覚えています。

 そのことをふと思い出し、ネットで調べたら安かったので購入。
 角川はこういう作品を電子書籍化して欲しいものだ。


 さてこの作品は被害者の脳みそを調理して食べるという猟奇的殺人の真相を頭は固いがエネルギッシュな中年刑事と頭が柔らかく優秀だけど銃は下手な若いイケメン刑事が追う作品です。

 常識はずれの、科学だけでは解き明かせないこの事件に対し、その頭が固い刑事、飛鷹がスピリチュアル的な存在を受け入れざるをえなく、変化していくこと。
 そして分厚い文庫本2冊分の濃密で伏線が利いたストーリー展開により極上のエンターテインメントになっています。


 物質的な、論理ばりばり、善悪二元論という固定的な社会では生きられない人、存在を許されない者の悲哀を感じました。

 最近は宗教やスピリチュアル的なものが大事と言われているのですが、この作品が発表された頃はよりその弊害がでかかったのではないかと想像します。

 思えば私も当時中学生でしたが学校の堅苦しさに窒息しそうでしたが、かといってドロップアウトもできずひたすら自分を殺していました。
 それを今でも引きずっているのだなと考えてしんみりしてしまいました(笑)


 なのですが、読了後は少し肩透かしを食らったように感じます。

 というのも、私の記憶ではドラマ版ではこの2人の刑事が失踪したことになっていたはずだからです。
 なのでこの小説でも2人は異世界に行くのかと思ったらそうはなりませんでした。
 劇場版とはストーリーが違うのでしょうか。
 ぜひ見てみないといけませんね。

 ドラマも見直したいな。
 Amazonで検索すればすぐ出てくるのでネットサービスの進展はとてもありがたいものです。

 他には完結編と銘打たれた「アナザヘヴン2」全4巻、マッドクック事件と並列的に起きた事件を扱ったゲーム版もやらないといけない。
 いや~忙しい忙しい(笑)


 もうひとつの「アナザヘヴン」感想書きました。
なぜ私は「ナニカ」が出る作品に惹かれるのか


アナザヘヴン〈上〉 (角川ホラー文庫)
飯田 譲治 梓 河人
角川書店
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アナザヘヴン〈下〉 (角川ホラー文庫)
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