樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「ポケモンGO」「クラッシュロワイヤル」です。

Kindle読書/エルフェンリート(岡本倫著)全12巻ネタバレ感想

 Kindleアプリで「エルフェンリート」(岡本倫著)全12巻を読んだネタバレ感想です。


 現在放送中のアニメ「極黒のブリュンヒルデ」の原作者岡本倫氏の初連載作品です。

 私はそのアニメを楽しく視聴しており、「エルフェンリート」はアニメ版は視聴していたのですが、原作ではその先が描かれているということで読むことにしました。

 電子書籍は欲しいと思ったらすぐ買って読めるのが便利であり、恐ろしいところでもあります。
 油断したらあっという間に散財ですね^^;


 既に名作と名高い本作ですが、たしかに色んな要素が詰め込まれておりながら調和し、そしてきれいに完結させたのは圧巻でした。

 種の違いによる認識の違い、あらがえない本能、マイノリティーへの迫害、罪と赦し、幼い頃の因縁、理想の自分・・・
 などなどたくさんの要素があってたまりませんでした。

 なぜ友達の家族を殺すのか問うコウタと友達だから彼だけ生かしてあげたと言うルーシーの間の絶望的な距離感。
 バーバラの本音を知りたくて洗脳装置をはずした能宗の末路・・・

 本当に名作だと思います。


 その合間の下ネタ含んだナンセンスギャグもまた最高です^^

 ユカのパンツネタやエロスなにゅうがほのぼの可愛くていいのですが、中でもアニメに登場しなかったノゾミの存在は衝撃的でした。
 でも彼女が優秀で品行方正な理由とちゃんとつながっていたのが見事。

 にゅうからルーシーに戻った時のルーシーのとまどいも良いです。
 自分がしたくて出来なかったことを実はしていたと知った時の彼女がとても可愛いですね^^


 結末、なぜDNAはコウタに銃を渡したか。

 これは恐らく幼い頃のルーシーがコウタに自分では未練があってできないからお前に殺して欲しいと言ったことが関係あると思います。
 相手に銃を渡すという自殺行為をしたのはこの世に未練がなくなったのでしょう。
 コウタがやはりできないと銃を捨てた様子に人類への憎しみ、敵意が失せてしまったのではないかと思います。

 理性的に考えるとコウタの行為はお前バカか、ということなのですが、そういうおバカさんを抱えていられることが人類の強さなのではないかと思います。
 多様性って大事だな、みたいな。
 「寄生獣」の余裕がある生物素晴らしい、みたいな。


 楓荘の役割はそういう出自を問われない、多様で寛容な場所の必要性を象徴していたと思います。

 そこから連想したのはアメリカ、あるいはシリコンバレーという地です。
 あそこも多様性と寛容により多くの偉大な成果を出したと聞きます。

 ルーシーとにゅうがDNAに抗えたのは楓荘の日々があったからで、多様性と寛容の成果でしょう。


 主要人物はみんな好きですが、後半ほぼ空気だったユカが中でも好きというか、結構尊敬しています。

 コウタとにゅうの仲に嫉妬し、傷つきながらもにゅうを迫害したり追い出そうとしなかった。
 無理に警察に保護させることもできたのに・・・

 彼女こそこの物語の影の立役者だと思っています。


 この漫画の話題で私的にはずせないのは「HUNTER×HUNTER」作者冨樫義博氏もこの作品を絶賛していたという逸話です。

 種の存亡をかけた戦いというところから「HUNTER×HUNTER」の蟻編を連想しました。
 入り組んだストーリー展開、戦略を組んだ超能力バトルなど。

 でもゴンさん化しなかったコウタは偉いものです^^



 この漫画はKindleで現在1巻が100円、2巻以降が300円となっており、全巻で3400円です。
 稀代の名作なのでぜひぜひ読んでみてください。




 現在アニメ放送中~^^



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