樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「クラッシュロワイヤル」です。

小説/雀蜂(貴志祐介著)ネタバレ感想

11月下旬の八ヶ岳。山荘で目覚めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。安斎とハチとの壮絶な死闘が始まった──。最後明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能!


 「雀蜂」(貴志祐介著)のネタバレ感想です。

 届いた封を切り、本書の実物を見た時にまず思った事。

 薄い・・・

 “角川ホラー文庫20周年記念書き下ろし”と銘打たれていた割には薄っぺらいけど大丈夫かと思ったらやっぱり中身もそれなりな感じ。
 上下巻の「悪の教典」「ダークゾーン」、上中下と3冊の「新世界より」と比べたら圧倒的にスケールが小さい話しでがっかり。
 まあそれは1冊で完結ということから想像しておくべきだけどw

 別荘の中にスズメバチが湧いてくるのではなく、大量のスズメバチに囲まれた別荘からどう脱出するかという話を想像していました。
 

 しかし、ラストには驚かされました。

 序盤から奥さんが犯人だとされていたので真相は別か、想像より深い反抗理由があるものだと思っていたらそう来るかと。
 ハチとの戦いはなんともみみっちく感じていましたが、そこに行くまでのわくわく感はたまりませんでしたね。

 読み終わってから途中おかしいなと思った部分を思い出していました。
 一番は主人公がバスローブの下にシャツとトランクスを着ているところ。
 バスローブ着たことないのでよく分かりませんが、トランクスはまだしもシャツを下に着ているのはおかしいかと。
 あれって裸の上につけるものですよね・・・(自信ない^^;)

 そのラストを読むためだけの作品だったなと思います。
 やっぱり何度考えてもハチとのバトルは貴志祐介作品としてはスケール小さくて今一かなとw


 この作品のテーマは小説家というはぐれ者の業みたいなものがあったのかな。

 スズメバチを個を殺す日本的組織のメタファーにされており、それに馴染めない、抗う主人公と彼の分身の愚かさと悲哀を表現した・・・とか?w

 ホラーじゃなくてミステリーとして楽しい作品でした。
 でもやっぱりハチとのバトルは今一^^;


 作中に自身の作品を明らかにパロったタイトルの作品名が出てくるのがちょっと面白かった。
 あれは全部対応している、ということはないですよね?
 できれば全て対応させて欲しかったな~^^


雀蜂 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
角川書店 (2013-10-25)
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