樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近はまっているのはマンガ「トーキョーグール:re」「亜人」「ジョジョリオン」「ハンターハンター」、スマホゲーム「Fate/Grand Order」「クラッシュロワイヤル」です。

小説「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」ネタバレ感想

 「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」の小説版(田中創著)のネタバレ感想です。


 当たり前ですが、大筋は劇場版とほぼ変わりないので映画観に行くのが億劫な人は小説版で済ませて良いと思います。

 細かな変更は多々あって、レツが女性だと分かるきっかけ、逃げたキルアがやけになってしようとすること、最終バトルの流れが主です。
 どうして映画と違うのかを考えると興味深く思いました。おそらく映画でのインパクトを優先した結果なのではないかと。

 あとクラピカとパイロが当時同じくらいの身長だったと書かれていました。
 読み切りではそうでしたが、映画ではクラピカの方がかなり高かったのでこの辺も気になります。パイロの可愛さを演出したかったとか?(笑)


 この小説で特に良かったのはキルアの嫉妬が映画より控えめだったのであまり抵抗なく楽しめました。
 こちらではキルアがレツを突き飛ばしません。映画でキルアがレツを突き飛ばした時は、「いやいや、キルアの力なら一般人のレツは死ぬだろ」と心の中で突っ込んでました^^;

 そのおかげで気づいたのが、


 タイトルの「緋色の幻影」はクラピカの一族虐殺の過去だけではなく、キルアの殺し屋を強要されていた過去も表していること。


 イルミとパイロの人形をゴンキル、レオピカで分かれて戦いましたが、あれは負の要素を持つキルアとクラピカを、正の要素を持つゴンとレオリオがサポートする形でした。
 レオリオも哀しい過去を持っていますが、友の死をきっかけに目指す医学部受験の勉強中に女性を部屋に連れ込んで楽しむ(32巻参照)ような、根本的に明るい男なので正の要素ということで良いでしょう(笑)

 これで何が起こったのかと言うと、正と負が合わさって±0になった、つまり4人ともが未来へ歩むためのスタートラインに立ったということです。

 このことは最後の4人がそれぞれこれから何をするかを語るシーンで分かりました。


 この映画を中心とした一連の企画の不幸だったことは「クラピカ追憶編」という強力な“武器”があったことです。

 そのせいでひたすらクラピカ推しで、クルタ族虐殺の謎が明かされる、みたいな広告をするしかなかった。
 それで映画を観たお客さんが「クラピカメインのはずなのにキルアがメインになっている、詐欺だ!クルタ族を虐殺したのが旅団かどうかもよく分からん」と感じるに至った。


 そうして、本来キルアとクラピカという悲惨な過去を持つ2人が、頼りになる仲間たちによって同じ希望に満ちた未来へのスタートラインに立つ、という素敵なテーマが上手く伝わらない結果になってしまった。
 残念です。


 強力な武器も使いこなせなければ自分を傷つける凶器にしかならない。

 「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」は私にとってビジネスをやる上での大きな教訓を与えてくれました^^;


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