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樹梟堂日記

自営業者の日記です。最近のはまりごとは「五等分の花嫁」と「FGO」です。

[小説]「涼宮ハルヒの分裂」(谷川流)感想

 最新刊「驚愕」を読む前に復習として本書を読み返しました。数年ぶりなので色々忘れていたため、素直に楽しむことができました。

 この巻で佐々木が出てきたんでしたっけ、もう少し前だったと思い違いしていました。
 古泉がねちっこくキョンに春休みのことを問い質すのに、古泉はこんなにうざったらしい奴だったのかと思いつつ読み進めていたら古泉がドヤ顔で(?)佐々木が女性であることを明かしたことに驚きました。ああそうか、叙述トリック、あるいはミスリードされていたのかとそれに気付かず読んでいた自分にちょっと笑いました(笑)

 この涼宮ハルヒシリーズは「憂鬱」「消失」でキョンに選択を迫ってきました。「憂鬱」では平凡に見えて実は刺激に満ちた日常を、「消失」では普通とは違い苦労もあるけど刺激のある日常を。どちらもSOS団とともにある世界です。
 「分裂」では佐々木というハルヒと並ぶ存在が登場したのですが彼女の閉鎖空間はとても静かで平和な世界です。この2人の女性はおそらく中学時代までの平坦で平和な生活と高校からの刺激的な生活の象徴なのでしょう。

 さてこの巻では途中から2つの平行世界に分かれて話しが進むのですがこれはどうなるのでしょうか。
 αは佐々木がハルヒに並びたる存在であることは知ることはなく、SOS団に入部希望者がわんさか来る世界。謎の後輩からの電話は入部希望者のあの子?
 βは佐々木の閉鎖空間を体験し、入部希望者は来ず長門がピンチになっている世界。
 これらは何を象徴しているのでしょう。学内に閉じこもっているただの同好会としてのSOS団と未知なる敵と戦う運命共同体としてのSOS団ということでしょうか。

 どちらの世界にもキョンが存在していて2つの世界に分かれていることには気付いていないので今のところは選択のしようがないですね。はてさてこの結末は一体、気になる・・・。
 いやまあ、もう数ヶ月段ボール箱に入れっぱなしの「驚愕」上下巻を読めば良いだけの話なのですが(笑)
 いや~読んで面白いと思えた小説の続きがある、しかも2冊もというのはなんとも幸せですね^^


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